オーダーを頂いて作製したキューケースです。
今回はオフホワイトとダークブラウンのナイロン生地にピンクの牛革をコンビで使用しました。
背面は焦げ茶のナイロンテープを本体に直接縫い付けたリュックタイプです。
二色のナイロン生地をパーツによって使い分けています。
ファスナーは焦げ茶の防水タイプです。
今回の牛革は表面が通常使うフラットな物と異なり『シボ』のある物を使用しました。
この『シボ』という言葉は革の表面にあるシワ模様を表現する専門用語です。
シボには様々な種類がありますが、このようなタイプが一番一般的です。
キューの革巻きなどにも良く使われていると思います。
革巻きの場合、革の表面によってタッチ感が変わるのでとても重要な部分ですね。
今回は軽量化の為、サイドのハンドルをなくしています。
内装はお客様に手配して頂いたサーモンピンクの和柄生地を使用しました。
桜の柄が全体に散らばっていてとても綺麗です。
このキューケースは色使いに特徴があり、持ち運びの方法もリュックのみという特殊な仕様となりました。
使用方法が明確に決まっている場合、無駄な物を無くしていく事もカスタムなのだと気付かされました。